近年、企業を狙ったサイバー攻撃が急増しています。
特に中小企業は「狙われにくい」と思われがちですが、実はセキュリティ対策が手薄な企業こそ、攻撃のターゲットになっています。

そんな中、注目されているのが UTM(統合脅威管理) というセキュリティ機器です。
ウイルス対策ソフトだけでは防ぎきれない多層的な防御を実現でき、ネットワークの入口で不正アクセス・ウイルス・危険な通信をまとめてブロックします。

✅ UTM(統合脅威管理)とは?

UTMは、複数のセキュリティ機能を1つにまとめたセキュリティ装置です。
例えばこんな機能が、UTM1台でカバーできます:

● ファイアウォール(不審な通信をブロック)

● ウイルス・マルウェア対策(リアルタイムで検出)

● 不正アクセス防御(侵入を検知して遮断)

● Webフィルタリング(危険サイトへのアクセス防止)

● ログ・レポート監視(異常検知や可視化)

つまり、人の目が届かないところも自動で24時間監視・防御してくれる頼れる存在です。

日本国内でのサイバー攻撃の被害事例

以下に、実際に発生したサイバー攻撃の事例をご紹介します。
「うちは大丈夫」と思っている方こそ、ぜひ一度ご確認ください。


サプライチェーン攻撃による生産停止

大手自動車メーカー

2022年3月、K工業がマルウェアに感染し、取引先の国内全14工場28ラインが一時停止。約1万3,000台の生産が見送られ、サプライチェーン全体への影響が顕在化しました。


ランサムウェア攻撃による大規模情報漏洩

株式会社K

2024年6月、Kグループがランサムウェア攻撃を受け、グループ会社を含むシステムが被害に。約25万人分の個人情報が漏洩し、システム復旧や顧客対応に多額の費用が発生しました。


不正アクセスによるサービス停止

C株式会社

2024年10月、C社が不正アクセスによるランサムウェア攻撃を受け、重要なシステムの一部が使用不能に。これにより、新製品の発売延期やサービス停止が発生し、業績に大きな影響を及ぼしました。

サプライチェーン攻撃とは?

サプライチェーン攻撃は、取引先や外部ベンダーを踏み台にして、自社のシステムに侵入する攻撃手法です。
一見すると自社には直接のセキュリティ問題がなくても、関連会社や取引先の脆弱性が狙われるため、防御が非常に難しい特徴があります。

ランサムウェアとは?

ランサムウェアは、ファイルやシステムを暗号化して使えなくし、「復旧してほしければ金を払え」と要求する悪質なウイルスです。
近年では、標的型の攻撃で企業の業務を停止させ、多額の身代金を要求するケースが相次いでいます。

不正アクセスとは?

不正アクセスとは、第三者がIDやパスワードを盗んで企業のネットワークに侵入し、情報を盗んだり破壊したりする行為です。
攻撃者は内部システムを掌握し、ランサムウェアの仕込みやデータの窃取など二次被害へつなげることが多いです。

選ばれる理由があります。

UTMの選定から設置・設定・保守まで、すべて自社で一括対応。
ワンストップだからこそ、早くて安心です。

機器選定

ご予算・規模に応じて最適な製品を提案します。

導入・設定

ネットワーク構成に合わせて構築・設置・初期設定をすべて行います。
導入後の設定の変更も承ります。

保守・監視

ログ調査、定期点検や障害対応も行います。

三条商工会議所では、会員企業向けに「情報漏えい賠償責任保険」を提供しています。
詳細はリンク先をご確認ください。

例えば、UTM機器の導入やセキュリティソフトの導入、BCPの策定などが求められます。